果物の王様 ドリアン
「果物の王様」と呼ばれ、一番美味しいフルーツとも一番臭いフルーツともいわれるドリアン。日本では目にする機会のないフルーツでしたが、ここ東南アジア、マレーシアでは嫌でも目にする、、否、鼻にするのです。
どことなく漂ってくるドリアン臭。それは屋台からだったり、スーパーのフルーツ売り場だったり、はたまたコンドミニアムのエレベーターだったりもします。
あまりにも日常的に匂いを嗅いでいるので、不思議なことに初めは臭くて見向きもしなかったドリアンに少しずつ興味を抱くようになりました。そこでこの度、ドリアンに人生初挑戦してみました。
猫山王(ムサキング)
マレーシア人の友人に何の種類がお勧めかを聞いてみました。するとみんな口を揃えて ‘Musang King(猫山王)! But very expensive.’ と教えてくれました。猫山王はドリアンの最高峰的な位置付けだそうです。
旬のドリアンは臭くない
ドリアンにはベストシーズンもあるそうで、6月~7月頃と11月~12月頃が旬で美味しく、匂いもきつくないそうです。
実際に今回は6月中旬に購入したのですが、思っていたよりも臭くなく驚きました。鼻を近づけてみても全然大丈夫でした。
悪魔の果物 ドリアン
ちなみにですが、ドリアンは「果物の王様」の他にも「悪魔の果物」や「禁断の果実」など様々な異名がついています。
ハマる人はどっぷりハマるらしく、中にはドリアンにハマりすぎて破産するような人もいるとかいないとか…。また食べ過ぎはあまり良くないそうで、私の父の知り合いはシンガポール駐在中に1人で丸々一玉食べたら高熱が出てしまい、入院するはめになってしまったそうです。食べ過ぎには要注意ですね。
ドリアン×アルコールはNG
また友人はドリアンとお酒の組み合わせは避けた方がいいとも教えてくれました。
後から気になり調べたところ、ドリアンを食べた後に酒を飲むと死につながるという言い伝えがあるそうです。科学的な根拠はないそうですが、なんらかの根拠はあるかと思うので避けた方が良いでしょう。
猫山王ドリアンを買ってみた
屋台の方が安いそうですが、今回は子供と食べてみたかったのでいつでも口をゆすげるよう、自宅でのチャレンジです笑 近くのイオンではその場でドリアンを割ってくれているので、そこで購入してきました。
ドリアンはトゲのついた外皮を割ると、内部が3〜5房に分かれていて、そこに三日月型に黄色い塊が入っています。今回のパックはおそらく半玉分くらいかな?(全部で6個入っていました)
これでRM75=約1900円。確かになかなかexpensive、破産するのもわかる気がします。
また、マレーシアの友人によるアドバイスですが、一玉で買ってくると時々中がダメになっていることもあるそうで、必ず割ってあるものかもしくは中を見せてもらった方がいい、と言っていました。確かにこの金額で痛んでいたらショックです…。
気になるドリアンの味
結果的に、子供たちはほぼたべられませんでした。
大人でも2人で一塊を食べればもう満足、と言った感じでそれ以上は食べられませんでした。
初めはねっとりとしていて濃厚な甘さを強く感じるのですが、あとから舌が痺れる感じとビターな風味を少し感じました。友人曰く「numb(痺れる) taste」と言うそうで、お酒のような感じでしょう?と言っていました。
ドリアンアイスクリーム
マレーシアではよく見かけるドリアンアイスクリーム。
もしかしたら、アイスにしたら私たちも美味しくいただけるのでは…と思い残りのドリアンで作ってみました。非常に簡単で美味しいので是非試してみてください。
準備するもの
・ドリアン
・生クリーム
・ブレンダー
①ドリアンを種と身に分けます
②そこに生クリームを注ぎ、ブレンダーする
今回は5つの塊に対し100ml注ぎましたが、お好みで。この時点で既にまろやかで食べやすく、美味しかったです。このままで十分に甘味は強いので砂糖は不要です。
③冷凍庫で冷やす
一晩ほどおき、完成です。とっても美味しくいただけました!
最後に
ドリアンは猫山王だけではなく、金龍、D14、黒刺などたくさんの種類があります。今回を機に、せっかく東南アジアにいるから他のにもチャレンジしていみたいと思えました。
…その前に、アイスにしなくともたくさん食べられるようになりたいです。