マレーシアでは3月18日からロックダウン(都市封鎖)が始まりました。
もともとは3月31日まででしたが延長となり、現段階では4月14日までと言われているので、約一ヶ月のロックダウン生活の真っ只中です。
東京でも3月23日に東京都知事が言及したことでロックダウンの噂が流れ始め、実際どうなの??と気になる方もたくさんいるのでは…と思うので実際の今の生活を書き留めてみました。(2020年4月2日現在)
追記
※4月10日に更なるロックダウンの延長が決まり、4月28日までとなりました。
※4月23日に更なるロックダウンの延長が決まり、5月12日までとなりました。
マレーシアのロックダウンの基準
まず、主な規制事項です。
・外国人渡航者の入国禁止
・マレーシアからの出国禁止(外国人は除かれますが、便が大幅に減っています)
・全ての学校の閉鎖
・生活上必要不可欠なサービス以外は禁止。それらのサービスは許可証をもらい営業。(警察・消防・病院・銀行・ガス水道電気・ガソリンスタンド・スーパー・日用品店、など)
活動制限令(MCO)
活動制限令(MCO)というものがあり、正当な理由がない外出は禁じられています。具体的には以下のようなことです。
・店舗営業時間、公共交通機関の運行時間の短縮
・外出時は緊急時を除き一家族一人まで
・行動範囲は自宅から10km圏内(道路の封鎖や検問があります)
・公共地、私有地にかかわらず、外出を伴う社会活動は禁止
・国外からマレーシアに入国したものは強制的に14日間の隔離、健康検査
その他にも…
それでも出歩く人もいるとのことで、警察の他に軍、更にはドローンまでも!がパトロールをしています。
それらに違反すると1,000RM以内の罰金、または6ヶ月以内の禁固、もしくは両方が課されるそうで、実際に、現段階ですでに4000人以上もの人が捕まっているようです。
買い物も簡単ではなく、上の写真の様な人数制限・距離(ソーシャルディスタンス)を開けて列に並ぶ、検温・消毒・などを行っています。
外をジョギングしたら捕まる、マスクなしも捕まる、離れた家族の家に行くのも捕まる…
そう、なかなか厳しいのです。とはいっても初めからここまで厳しかったわけではなく、国民の様子や患者の数の動きをみながら少しずつ厳しくなり、今の状態になっています。先日までは敷地内での外遊びはOKでした。
本当にものすごいスピードで制度が変わっていくので、情報集取が欠かせない日々を送っています。
ロックダウン中でもできること
大分制限されているマレーシアですが、その中でもできることを今度は挙げていきます。
・デリバリー、テイクアウト、ドライブスルー
もともと外食文化があるからか、デリバリーが可能なお店が多くこれにはとても救われています。先日は写真のケーキを頼んでみました。いい気分転換になります。
・オンラインショッピング
この状況下なので、少し遠くから来るものは遅かったり、海外からは届くのかよくわからないものもありますが、玩具などが手に入り助かっています。また、雑貨類だけに限らずスーパーの生鮮食品なども配達してくれます。
・オンライン授業
学校が休校になっていますが、子供たちのスクールは予定通り新学期を迎え、授業を受けられています。他の学校を見ていてもオンラインでやっているようです。学校や先生にもよりますが、PEやART、Musicなどもあったりと面白いです。
が、親の負担はやや大きいです。
ロックダウンでも楽しく元気に過ごすために
上にあげたもの、どうなんだろう…やはり少ないのかな笑
他にもより健康で楽しく過ごすためにやっていることをあげてみます。
・できるだけ生活時間を崩さない
これをしないと本当にダメダメになりそうで、気をつけています
・家の中でエクササイズ
外に出られないので、YouTubeをみながら踊ってみたり、ラジオ体操をしてみたりしています。最近はHIT WORKOUTで検索をかけ筋肉ムキムキの外人さんがやっているきつめのワークアウトを家族でやるのが日課で、毎日筋肉痛です。
・情報収集
政府の動きや罹患人数の動きなどを追うのに欠かせません。ニュースだけでは見落としがあるのでSNSも積極的に使っています。他の方の様子もみられるので元気ももらえています。
・アプリやオンライン教材をチェック
子供が飽きずに勉強できるよう、色々とみています。
・遊びの工夫
ベランダは多分禁止されていないはずなので、レジャーシートを敷いてそとにでてみたり、子供たちに新しいトランプを教えてみたり、ラインでグループ電話をしてみたり、家のものでアスレチックをしてみたり…な日々です。
・自分の場所確保
コレ心のために大事です!夫はデスクの位置を動かしました。
ロックダウン前に買えば良かったもの・やりたかったこと
主に女性向けにはなりますが
・デパコス系基礎化粧品買い置き
これがオンラインで頼んでみたのですが私も友人届きません…閉まっているからかな。
・いいトリートメントを買う(美容院に行く)
こんなにも長く美容院にいけないと思っていなかったので、髪の毛がパサパサです。が、欲を言えば美容院にいきたかったです。メンズも髪が伸び放題!
・まつげエクステを外す、ネイルをはずす
ネイルはなんとか切って対処できていますが、エクステは中途半端で最後の数本が外れずややストレスです。
最後に
ざっと思いつくのはこんなところでしょうか。
子供たちとここまで一緒に遊んだり、勉強をここまでじっくりみたことがなかったので、それはいいのかなと個人的には思っています。
もう一度体験したいかと聞かれたらNOですが笑、いつか何かの語り草になるだろうと思い頑張って楽しみます。もちろん経済などいろんな心配はありますが、思いの外大きな不便はありません。気の持ち様ですね。
それに、感染に怯えて過ごすよりは守られている感じもします。
あくまでもマレーシアの例ですが、こんな生活か〜と、参考にしてみてください。