マレーシアに行く時は現地のSIMカードを使おう
マレーシアも人気No1の移住先ということもあり、日本からの観光客も急激に増えてきています。友達や家族もよく遊びにくるのですが、その時、ネット環境について必ず聞かれます。
もちろん日本の契約のまま海外ローミングでネットを使用することもできますが、はっきり言って高いです!しかも海外ローミングの仕組みを理解すればわかりますが、結局現地のネット会社に繋がるだけで、高額請求の危険性もあるのでやめましょう。
マレーシア現地のSIMカードはプリペイド式なので、驚くような高額請求の危険性もなく、なくなれば買い足すだけです。しかも日本のものと比べても圧倒的なコスパです。
しかも、どうやって設定したらいいかわからない、英語が不安といった方でも大丈夫です。パスポートだけ渡せばものの数分で設定を行なってくれるのです。
ちなみにカフェやショッピングモールは当たり前ですが、基本的にどこにいっても無料wifiも飛んでいるのでいます。無料wifiは日本の比にならないくらい便利に使えますんで、玄人の人はwifiだけで生きることもできますが、安いのでSIMカードは一人一枚購入しましょう。
ということで今回は、マレーシアのSIMカードを提供する各社の情報から、おすすめんSIMカード、購入方法について解説していきましょう。
マレーシアのSIMカード会社
マレーシアにある代表的な通信会社は「Maxis」「Celcom」「Digi」「U-mobile」の4社です。いずれの会社も、いわゆる日本のような月額制のプランもありますし、主に旅行者向けにプリペイドのSIMカードを扱っています。ちなみにマレーシアでは現地の人もプリペイドSIMカードを使っている人が多いです。いずれの会社のプリペイドSIMも最初に無料通話の時間または金額が付属しており、電話もかけることが可能です。ただ電話はほとんど使わないでしょうから、基本データ通信量だけ気にしておけばいいでしょう。
マレーシアのSIMカード会社①Maxis
マレーシアの通信会社の中でも最大手なのがMaxisです。いち早く4Gを取り入れています。プリペイドSIMはHOTLINK(ホットリンク)という別ブランドで展開しています。
合計 | 内訳 | 期間 | データ容量 | 無料通話残高 | 電話代 |
20MYR | カード:10MYR データ:10MYR | 7日 | 1.5GB | 6MYR | call: 15cen/ 30sec SMS: 15cen/ 1SMS |
50MYR | カード:10MYR データ:40MYR | 1ヶ月 | 6GB | 6MYR | call: 15cen/ 30sec SMS: 15cen/ 1SMS |
60MYR | カード:10MYR データ:50MYR | 1ヶ月 | 8GB | 6MYR | call: 15cen/ 30sec SMS: 15cen/ 1SMS |
80MYR | カード:10MYR データ:70MYR | 1ヶ月 | 10GB | 6MYR | call: 15cen/ 30sec SMS: 15cen/ 1SMS |
マレーシアのSIMカード会社②Celcom
Celcomは接続率が高く、地方都市でも電波が強いため国内で人気を得ています。Maxisと肩を並べて2大巨塔として君臨しています。Maxisと同じくプリペイドはXpaxという別ブランドで展開しています。
合計 | 内訳 | 期間 | データ容量 | 無料通話 | 電話代 |
25MYR | カード:10MYR データ:15MYR | 7日 | 2GB | 25min | call: 30cen/ 1min SMS: 15cen/ 1SMS |
45MYR | カード:10MYR データ:35MYR | 30日 | 15GB | 25min | call: 30cen/ 1min SMS: 15cen/ 1SMS |
65MYR | カード:10MYR データ:55MYR | 30日 | 20GB | 25min | call: 30cen/ 1min SMS: 15cen/ 1SMS |
95MYR | カード:10MYR データ:85MYR | 30日 | 40GB | 25min | call: 30cen/ 1min SMS: 15cen/ 1SMS |
マレーシアのSIMカード会社③Digi
Digiはマレーシア国内で3番目に大きい規模の通信キャリアとなります。新興の企業で1995年から事業を開始し、コスパを売りにして急速に成長をしています。
合計 | 内訳 | 期間 | データ容量 | 無料通話 | 電話代 |
20MYR | カード:10MYR データ:15MYR | 7日 | 9GB | 20min | call: 30cen/ min SMS: 20cen/ SMS |
40MYR | カード:10MYR データ:35MYR | 15日 | 25GB | 60min | call: 30cen/ min SMS: 20cen/ SMS |
マレーシアのSIMカード会社④U mobile
マレーシアの中でも最も新しい会社がU mobileです。2007年に事業を開始しています。
合計 | 内訳 | 期間 | データ容量 | 無料通話 | 電話代 |
25MYR | カード:0MYR データ:25MYR | 30日 | 13.2GB(4Gは3.2GB) | 60min | call: 12cen/ 30sec SMS: 12cen/ SMS |
60MYR | カード:0MYR データ:60MYR | 30日 | 無制限 | 50min | call: 12cen/ 30sec SMS: 12cen/ SMS |
マレーシアのSIMカードを選ぶポイント
マレーシアのSIMカードを選ぶ上で、いくつかポイントになるので、あなたが実際何を重視するのかによってどの携帯キャリアと契約するのか決めるといいと思います。
結論から言うと、速さだけを重視するならMaxis、バランスをみるならCelecom、コスパをみるならDigi、中長期滞在でコスパを重視するならU mobileでしょう。
マレーシアSIMカード選びのポイント①通信速度
まずは通信速度ですが、どの企業が提供しているものも十分満足のいく通信速度が期待できますが、それでも各社スピードはかなり異なってきます。
一番早いのはMaxis(HOTLINK)の22MbsでU Mobileの9.6Mbsと比べるとほぼ2倍違ってきますので、かなり体幹は変わってくるでしょう。なお日本の場合だと、softbankが最も早くて34.1Mbsとなっています。ただ都心部の場合は混雑しているため、一気に遅くなって10Mbsを下回るので、場所にもよりますが体感的にはマレーシアのSIMカードの方が早く感じると思います。
会社名 | Maxis | Celcom | DiGi | U mobile |
平均通信速度 | 22.0Mbs | 18.7Mbs | 14.0Mbs | 9.6Mbs |
会社名 | Softbank | Au | Docomo |
平均通信速度 | 34.1Mbs | 33.6Mbs | 28.4Mbs |
もし速さを重視する場合はMaxisが一番になります。
マレーシアSIMカード選びのポイント②カバーエリア
続いて大事なのがカバーエリアです。観光地であればよほど遠方に行かない限り気にしなくてもいいとは思いますが、もし地方にいく予定があればカバー範囲が広いほうがいいと思います。また都市部でも高層階や地下、奥まった施設だと繋がりくくなることが多いです。
カバーエリアはCelcomが抜きに出ていますね。ちなみに日本はさすがのカバー率ですね。地下でも高層階、地方でもどこでも繋がりますよね。
会社名 | Maxis | Celcom | DiGi | U mobile |
カバー率 | 82.7% | 87.7% | 78.5% | 72.3% |
会社名 | Softbank | Au | Docomo |
カバー率 | 94.6% | 96.8% | 96.2% |
いつでもどこでもネットにつながっていたい場合は、Celcomを選びましょう。
マレーシアSIMカード選びのポイント③コスパ(金額と容量)
コスパも気になる方もいるかと思います。コスパ重視で行った場合は、データ容量に対しての金額になると思いますが、表にあるようにU mobileのコスパが圧倒的ですね。DiGiも同等のコスパです。なお、日本のプリペイドSIMの場合だと最安のもので467円/GBとなりますのでマレーシアのSIMカードのコスパの良さがわかります。
会社名 | Maxis | Celcom | DiGi | U mobile |
金額 | 20MYR | 25MYR | 20MYR | 25MYR |
データ容量 | 1.5GB | 2GB | 9GB | 13.2GB |
金額/GB | 13.3MYR | 12.5MYR | 2.2MYR | 1.9MYR |
もしコスパだけで選ぶのであれば、DiGiかU mobileになるでしょう。
マレーシアのSIMカードはどこで手に入れられる?
マレーシアのSIMカードは日本と違って、街のいたるところで手に入れることができます。どんな場所でSIMカードを手に入れられるのか、また一番安く手に入れる方法について解説します。
マレーシアSIMカード購入場所①マレーシアの主要都市空港
まず旅行者にとって一番手っ取り早いのは空港でしょう。到着ロビーの出口をすぐ出たところに多くのSIMカードが売られています。
マレーシアSIMカード購入場所②各通信会社の店舗
街中でいうと各通信会社の店舗で購入することも可能です。通信会社の入り口あたりに多くのプリペイドカードが並べられています。こちらのSIMカードの場合だと観光者用のパッケージになっていない場合が多く、SIMカード代だけ払って必要な分をチャージすることができます。この方法だとお得に買える可能性があるのと、なんといっても好きな番号を選べる楽しみも味わえます。
マレーシアSIMカード購入場所③コンビニ
街中にあるコンビニでも各通信会社のSIMカードの購入が可能です。ただ登録は全て自分で行う必要があるため、買い忘れて近くに店舗がない場合のように余程の理由がない限りコンビニでは買わない方がいいです。
マレーシアSIMカード購入場所④日本で購入
最近ではAmazonでもSIMカードを購入することができます。英語が不安、着いたらすぐに使いたい方、もしくはいくつかの国を周遊する場合はネットで事前に購入するといいと思います。
Amazonに売っているものは、マレーシアの現地のものと比べると割高になりますが、アジア周遊プランや世界対応しているSIMカードにあるのでお得に使えます。
マレーシアに来るなら以下のSIMカードがおすすめです。
マレーシアSIMカード購入場所⑤ネットで購入し現地で受け取る
私が一番お勧めする方法はこの方法です。この方法は受け取る場所がクアラルンプールであれば一番選択肢が多くなるのですが、ネットで事前購入し現地の空港で受け取る方法です。そもそもいずれのプランも安いのですが、上記でご紹介したプランの料金から約30%ほど安くなります。しかもネットで購入できればいいので、現地の空港について無料wifiにつなげてから購入することもできるので絶対に活用した方がいいと思います。
やり方は以下の方法で試してください。
②SIMカードを選択すると、いくつかのプランが提示されるので選びましょう。そのときに受け取る空港の場所が選べます。
③購入すると、QRコード付きのメールが届きます。
④現地に到着したらそのQRコードを見せてください。あとは店員が設定をしてくれます。
マレーシアSIMに関するFAQ
ここでは、マレーシアのSIMカードに関するよくある質問に回答していきます。
マレーシアのSIMカードは通話できるの?
できます。どのプランでも番号がついているので電話が可能です。しかも無料通話も含まれていますのでお得です。なおプランによって無料通話時間が異なるので事前に確認してください。
マレーシアのSIMカードの周波数は?
マレーシアの通信規格の周波数とバンドは以下のとおりです。スマホによってはこの周波数とバンドを掴みにくい可能性がありますので、もし気になる方は事前に確認しておくといいと思います。
通信企画 | 周波数 | バンド |
2G | 900 | E-GSM |
2G | 1800 | DCS |
3G | 2100 | B1 |
4G | 2600 | B7 |
マレーシアのSIMカードはテザリングできるの?
可能です。スマホによって方法は異なりますので、テザリングのやり方についてはネットで検索の上ご利用ください。
なおテザリングは、セキュリティと通信速度の観点からUSB接続での利用を推奨します。もし複数台つなげる必要があるのでしたらwifi接続を推奨します。
マレーシアのSIMカードの使い方は?設定が分からなくて不安
基本的には店舗のスタッフの方が設定を行ってくれますので安心してください。ただパスポートは必要になるので必ず持参してください。なお家族分のSIMカードを購入する場合は、家族分のパスポートを持って行ってください。(子供の場合は親が代理に登録できます。
マレーシアSIMのまとめ
いかがでしたでしょうか。マレーシアのSIMカードのコスパの高さはおわかりいただけたと思います。またどこでも手に入りますし、店舗のスタッフの方が設定までやってくれるので、英語が心配な方や機械が苦手な方でも気楽に利用できると思います。
マレーシアに来た際には日本のSIMカードは使うのはやめましょう。高額請求の餌食になるだけです。ぜひマレーシアのSIMカードを使って旅行を最大限楽しんでください!