- 1 10年連続移住したいナンバーワン「マレーシア」の魅力
- 2 マレーシアに移住してわかった10のメリット
- 3 年代別に見るマレーシア移住先のおすすめ都市
- 4 マレーシアに移住する方法
- 5 マレーシア移住まとめ
10年連続移住したいナンバーワン「マレーシア」の魅力
最近テレビでも取り上げられることが多くなったマレーシアですが、ひと昔であればハワイが移住先として考えられていましたが、実はこの10年は移住したい国No1としてマレーシアが連覇しています。
その人気の理由は、物価が安いので日本では考えられないような豪華な暮らしができること、日本人の口にあう食事や一年中過ごしやすい気候であること、また災害もほとんどないことが大きな理由となり、移住先としてのマレーシアが人気を得ています。2018年現在では約3万人の日本人がマレーシアに住んでいると言われています。治安も安定して良いので、どんな世代にとっても魅力のある国であると思います。
ボンビーガールでも紹介される
先日ボンビーガールという日テレの人気番組でも紹介されていましたが、最近は日本企業でマレーシアの仕事斡旋する企業も増えてきているようで、なんと住居付きの求人もあるようです。現地で生活する上では十分な給料と豪華なコンドミニアムで暮らせて、女性に人気だとか。
マレーシアに移住してわかった10のメリット
マレーシア移住メリット①生活費がとにかく安い
よくテレビでは日本の物価の1/3程度と紹介されていますが、おおよそその程度です。ただし輸入品を買おうとすると日本とほとんど変わらないものもあります。特に日本の食材は高く、物によりますが、1.2倍〜1.5倍の価格となります。
食費、光熱費・住居費は驚くほど安く抑えることができると思います。特に食事面は、外食でも自炊でも金額的には大きく変わらないイメージです。
1ヶ月あたりのマレーシアの生活費
(1人暮らしだとざっと9万円、家族4人だと18万円といったイメージ)
住居 4万円〜10万円(高層コンドミニアムの3LDK)
ジムやプール、24時間セキュリティは標準装備
食費 3-5万円(外食と自炊)
通信費 5千円〜1万円(電話とネット)
水道光熱費 1万円
交通費 5千円
合計: 9〜18万円
マレーシア移住メリット②住環境は最高
前述の通り、住居に4〜10万円だと東京だと1ルームがいいとこでしょう。マレーシアで10万円も払えば高級マンションに住むことができます。ほとんどのコンドミニアムでは、24時間セキュリティ、プールやジム、駐車場は標準装備です。また家具もついているので、日本よりもかなり安い価格で賃貸をできます。一部屋が広いのもあって、3LDKをシェアして暮らす人も少なくないようです。ちなみに私が住んでいる場所は、温泉とサウナ、テニスコートやバスケットボールのフルコートまでついていて、なんと8万円とかなり破格です。日本で同じような環境に住もうとしたらいくら払えばいいのか想像もつかないレベルですね。
マレーシア移住メリット③ご飯はとにかく美味しい
マレーシア料理と聞いても、パッとイメージできない方が多いかもしれませんが、日本人の口には合う料理がとても多いです。日本人の多くは好んで現地の食事を食べています。とても綺麗なショッピングモールがたくさんありますし、その中の綺麗な店も安くて美味しいです。
またローカルフードを楽しみたい方は、屋台が集まったフードコートもあるのでぜひ足を運ぶといいでしょう。屋台というと汚い場所のイメージがあるかもしれませんが、衛星面では特に心配する必要はないと思います。ただし水だけは気をつけましょう。
南国フルーツは安くて美味しい
マンゴーが80円くらい、ドラゴンフルーツは100円、日本では高級フルーツと言われているアップルカスタードも100円と、他にもドリアンやグアバなど日本ではなかなか手軽に食べられない美味しいフルーツが豊富で安いです。
またAEONやSOGO、ISETANが進出していることもあり、その中では手軽に日本の食事や食材が手に入ります。値段はものによりますが、日本食が恋しくなることも少ないでしょう。ただ一点、寿司だけはやっぱり日本で食べないといけないかも。
マレーシア移住メリット④気候もよくてストレスフリー
マレーシアの気候は1年を通して25度〜35度と気候が安定して暖かいです。一年を通して、半袖で過ごすことができます。日本の寒い冬が苦手な人にはうってつけでしょう。
また国民性もゆったりしており、日本のときよりものんびりとストレスフリーな生活をおくることができます。ちなみに時間にはルーズなので、そこはもう慣れるしかありません笑
マレーシア移住メリット⑤治安が良い
東南アジアと聞くと少し治安が悪いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実はマレーシアはアジアの中でも治安がとても良いです。国民性もあるかもしれませんが、暴動や凶悪犯罪の数はとても少ないです。
一方でスリや泥棒、置き引きや空き巣のような軽犯罪はアジア諸国と同じですので注意は必要ですが、対策はとれますので最低限の準備をしていけばいいと思います。
マレーシア移住メリット⑥教育水準が高い
家族で子供を連れて移住を考えている人にとっては一番重要な要素かもしれません。私もこれが理由でマレーシアを移住先として選んでいます。マレーシアは元々イギリス領土であったことから、英語が公用語とされており教育水準は日本と比べても非常に高いです。
また中華系も多いので、中国語やマレー語など様々な言語が飛び交っている国となります。ちなみに私の子供が通っている学校では英語と中国語は必須言語となっていまして、マレー語も学べるようになっているため卒業時には最低でも3ヶ国語が喋られるようになります。
また学校によりますが、国際色は豊かで、インド系、マレー形、中華系、韓国、欧米人がクラスメイトにいるので、様々な文化を学び国際的な感覚を身につけることができます。
マレーシア移住メリット⑦ネット環境は日本よりいいかも
日本と同じように携帯会社の回線を借りてネットを使うことになるのですが、ショッピングモールやカフェ、レストランには基本wifi環境が用意されているので、正直データ容量は最低限の契約で快適なネット環境を手に入れることができます。
また家の固定ネットも光回線より早いものが格安で契約できます。日本と比べてもネット環境は早くて快適です。
マレーシア移住メリット⑧近隣諸国に格安で旅行できる
タイやフィリピン、ベトナム、カンボジアやシンガポール、インドネシアなどマレーシアから2-3時間もあればアクセスできる国が多いです。またAirAsiaを中心としてLCCが発達しているおかげで2-3000円程度で各国を周遊できるのは魅力的です。
マレーシア移住メリット⑨移動はGRABで格安かつ快適に
肝心の移動方法ですが、GRABというUBERと同じ仕組みのタクシーを利用するのがベストです。間違っても普通のタクシーは利用しないほうがいいです。
というのもメーターがついているタクシーの場合、乗る前に交渉をすることが必要になります。日本人の場合、まず間違いなくボッタクられると思ってください。英語の自信のある方は交渉してもいいかもしれませんが、その労力が無駄と感じれるほどに、GRABが非常に便利です。
GRABは乗る前から目的地を入力するので、必要な金額がはじめに提示されます。また仕組みに特徴があり、ドライバーは常に乗客に評価されるようになっており、評価が3.5以下になるとGRABを利用できなくなってしまいます。そのためタクシーよりも接客も運転も丁寧です。(個人的には日本のタクシー運転手よりもいいです。)もちろん料金も格安です。ちなみに料金は交通状況によって自動で変動する仕組みになっています。
マレーシア移住メリット⑩マレーシア人は親日の人が多い
国際色豊かな国であるのもそうですが、元々マレーシアの大統領であるマハティース氏がルックイースト政策として日本を真似て経済発展を試みることを歴史的にやっていることもあり、日本人に対してはよいイメージを持っている人が多いです。また日本食や日本文化(ドラえもんやポケモンは現地で人気)も多く取り入れられており、日本に対しては好意的です。
年代別に見るマレーシア移住先のおすすめ都市
マレーシアといっても実はいくつかの大きな都市があり、目的によって住みやすい地域が異なると思います。大雑把に年代別におすすめの地域を紹介します。
マレーシアの移住先都市 20代はクアラルンプール
20代だと基本的に単身で、マレーシアで働きながら生活してく方が多いかと思います。その場合はクアラルンプールがおすすめです。マレーシアは他の近隣諸国のフィリピンやタイと比べても労働環境や給与水準も高いです。実際にそれらの国々の人も出稼ぎできているケースが多いです。
またクアラルンプールの大都市では多くの仕事があるので特別スキルが高くなくても仕事につきやすいと言えます。
またクアラルンプールはエンターテインメントやアクティビティの種類も多く、土日も楽しく過ごすことができるでしょう。
マレーシアの移住先都市 3-40代はペナンやジョホールバル
3-40代は多くの場合家族と移住を検討している人が多いかと思います。独身の方であれば20代と同じ都市を選ぶといいかと思いますが、家族で移住する場合は、お子様の教育環境が充実しているかが一番のポイントになると思います。
その場合ですと、マレーシアにはクアラルンプール、コタキナバル、ジョホールバル、ペナンに日本人学校があります。もし日本の教育を引き続き受けさせたい場合はこれらの都市の中から選ぶといいかもしれません。
もしインターナショナルスクールに通わせたい場合には、二番目の都市であるジョホールバルにはイギリス系やアメリカ系のインターナショナルスクールが多く設けられています。ジョホールバルはシンガポールと隣接している都市でもあり近年国の政策として都市開発を進められており、これから更に環境が充実していくと思われるエリアです。クアラルンプールと比較しても賃料が安く、インターナショナルスクールも安価なので、予算との兼ね合いで選べるので選択肢が多いでしょう。田舎ではあるので、車が必須のエリアです。
もう一つの都市であるペナンもおすすめです。リゾート地ですのでクアラルンプールほどではないですが物価は高めですが、教育環境は充実しています。住んでいる日本人がクアラルンプールの次に多い都市です。
マレーシアの移住先都市 50代〜老後はペナンかクアラルンプール
50代以降からマレーシア移住を考えている方は、セミリタイアをして余生はゆっくりと暖かい国で過ごしたい方ではないでしょうか。その場合は、東京と同じようなコンパクトでなんでも揃うような大都市に住みたければクアラルンプール、まさにリゾートを楽しみたい方はペナンを選ぶといいでしょう。
前述の通り、ペナンは日本人に2番目に人気の移住先都市で、食事もおいしいし、リゾート地でゆったりと過ごすことができるのがポイントです。
マレーシアに移住する方法
その中でも日本人が取得しやすいのが、労働ビザとMM2Hとなります。なお子供の留学を条件に母が帯同できるビザもあります。
MM2Hでマレーシアに移住するには
MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)とはマレーシア政府が推進している長期滞在ビザで、年齢制限もなく取得から10年間マレーシアに滞在できるビザです。永住権ではありませんが、条件を満たす限り更新ができるため、実質的には永住することも可能です。なお申請条件には資産・収入証明が必要となります。MM2Hの取得条件は以下のとおりです。
50歳以上
・35万リンギット以上(945万円)の財産証明(3ヶ月以上の残高証明)
・月額1万リンギット(27万円)の収入証明
・マレーシアの銀行に15万リンギット(380万円)の定期預金50歳未満
・50万リンギット(1350万円)の財産証明(3ヶ月以上の残高証明)
・月額1万リンギット(27万円)の収入証明
・マレーシアの銀行に30万リンギット(810万円)の定期預金
※1リンギット27円で計算
なおMM2Hを保有するメリットとしては、マレーシアの銀行口座が持てるようになることです。定期預金を作ることにはなりますが、利息は3%となりますので、日本の0.01%のような利息に比べれば、断然お得になります。日本の銀行に寝かせておくよりは遥かにいいでしょう。
MM2H申請においては毎年のように条件の引き上げが検討されているようで、同条件で申請するには早めにやっておくのが良いかもしれません。
就労ビザでマレーシアに移住するには
就労ビザはその言葉のとおり、マレーシアで企業に就労してビザを取得し滞在する方法です。冒頭で紹介したように、日本企業が仕事を斡旋しているのでまず移住する前に就職について相談をしたほうが良いでしょう。
なお英語力はそこまで必要としない会社が多いようで、英語が全く喋れなくても就職できるようです。もちろん英語力があれば仕事の幅が広がります。英語力が必要としない職種はコールセンターが多いようです。またIT系の会社では日本人のテクニカルサポートやエンジニアは常に募集されています。
とにかくまずは転職サイトに登録しなければ始まりませんので、これから紹介する転職求人サイトに登録をしてから、職業を探していくことをお勧めします。なお転職求人サイトは会社によって扱っているものが異なることがありますので、複数の会社に登録するのがおすすめです。
多くの場合、現地に足を運ばずにスカイプ等のオンライン会議だけで面接が完了するようです。これも受ける時のハードルにならずにすみます。
リクルートエージェント
転職といえばリクルートエージェントが定番中の定番です。海外求人も扱っていますので、真っ先に登録しておくと良いかも。
JACリクルートメント
海外求人といえばJACリクルートメントの名が上がります。海外にも拠点を持っており、駐在案件から現地採用まで様々な求人があります。
マレーシア移住まとめ
10年連続で移住したい国No1のマレーシアですが、日本人にとっては非常に住みやすい環境です。あらゆる面で日本よりも物価が安く、住環境が恵まれた中で過ごすことができます。
新しい人生をスタートしたい方、グローバルな環境で教育を受けたい方、目的によって様々だと思いますが、興味があればまずは動きだして見るといいのではないでしょうか。
また、別途でビザについての記事も書いているので参考にしてみてください。