マレーシア料理といえばサンバル
サンバルとは、簡単にいえば唐辛子ペーストの調味料です。この写真は私のお気に入りの市販のサンバルなのですが、見ての通り真っ赤で見るからに辛そうな見た目をしています。
日本の万能調味料といえば味噌や醤油ですが、マレーシアではこのサンバルが万能調味料としていろいろなマレーシア料理の隠し味として使われており、スーパーでもたくさんの種類が売られています。
マレーシアの国民食、ナシレマにも必ずこのサンバルが添えられていますね。
基本のサンバルは唐辛子・玉ねぎ・ニンニク・生姜・ブラチャンです。しかしマレーシアではサンバルは家庭で作るものらしく、その家庭によりライムが入っていたり、イカン・ブリスと呼ばれる小さな煮干しが入っていたり、砂糖が多めだったり、と色々な味があるようです。
ブラチャンとは
ブラチャンとは、小さなアミ海老を発酵させペースト状にしたものを固めた、東南アジアではポピュラーな調味料です。
鼻を突く、独特な強く香ばしい匂いがあるので日本人には好き嫌いがあるかもしれません。しかしそのえびの旨味が料理に深いコクを与えてくれるので、一度ハマるとやみつきになる味です。
簡単なサンバルの作り方
それでは、私がマレーシア人の友人に教わった簡単なサンバルな作り方を紹介します。
サンバルの作り方:材料
- 唐辛子(小指くらいの大きさ)15本 →生とドライを混ぜるといいらしい
- ミニ紫玉ねぎ 10玉
- にんにく 6欠片
- 生姜 1欠片
- サラダ油 100ml
- ブラチャン 小さじ1〜
- 砂糖 小さじ2〜
- 塩 小さじ1〜
- レモングラス 5本
- カリーリーフ 30枚
- ライム 2玉 →レシピではライムジュースとなっていました
- タマリンド 小さじ5
材料は以上ですが、最後の四つはなかったり似たものに代用してもいいかと思います。彼女曰く、「まあ作り方は色々あるけど、とにかくミキサーかけて炒めればOK!簡単だよ!」とのことでした笑
ちなみにですが、さすがのマレーシア。これだけ入った乾燥唐辛子も一袋30円です。レモングラスも15本90円、カリーリーフも1束30円で買うことができました。
①ミキサーにかける
唐辛子、玉ねぎ、ニンニク、生姜、カリーリーフ、レモングラス、サラダ油をミキサーにかけペースト状にします。
その際に、唐辛子の種はある程度取り除きましょう。取り除かないと激辛サンバルができあがります笑
②ペースト状になったものを炒める
ミキサーにかけペースト状になったら、フライパンにサラダ油を少し多めに注ぎ、炒めていきます。このままでは食べられず、しっかり火を通さないとお腹を壊すので気をつけましょう。
③味を整えていく
ある程度炒めたら、ブラチャン、砂糖、塩、タマリンドを水に溶かしたものを足し、さらによく炒めながらお好みで味を整えます。最後にライムを絞り風味をつけ、容器に移したら完成です!
色々な料理に使ってみてください。野菜につけて食べるだけでも美味しいですよ。
サンバル作りの注意点
唐辛子のタネを取り除く時は手袋をしましょう!私はすっかり忘れていたため、カプサイシンにやられて指が痛くなり大変な思いをしました。
それから、換気をしっかりしないと唐辛子とグラチャンの匂いが部屋中に染みつきます。作り終えたら服も着替えることをお勧めします。