3歳から中学生までのプログラミングおもちゃを紹介
子供のプログラミング教育についてどのように進めていいか悩んでいませんか?
2020年からプログラミング学習を小中学校で必修化する方針が発表されてから、
子供の習い事ランキングでプログラミングが1位を取るなど、最近はニュースでも耳にすることが増えていますね。
プログラミングを学ぶことでロジカルシンキングや将来の仕事につなげるなど習い事の中でも将来の投資対効果の高さが期待されているのでしょう。
ただ早めに始めるに越したことはないと考えるものの、何歳からプログラミングを学ばせると良いのか悩まれている人が多いと聞きます。
この記事では子供の年齢にあうプログラミングおもちゃの紹介をしていきます。
科学的に証明されたプログラミングの効果
プログラミングのおもちゃを紹介する前に、そもそも幼少期からプログラミングを学ぶことのメリットについてお伝えします。
間違いなくメリットはありますし、むしろこれからの時代プログラミングやITを使いこなすことができなければ
活躍していくことは難しいと言えるでしょう。
プログラミングとは、自分のアイディアを企画・設計を行い、それらをプログラミング言語を使ってコンピューターに指示を与えることです。コンピューターは人間と違い、指示した通りにしか動かないため、漏れなくダブりなく、順番に指示をしていくことが欠かせません。
これらの作業を通じてロジカルシンキングを鍛えることができる科学的に証明がされています。
Logoというプログラミングテストを通じて、問題解決能力のスコアが(ロジカルシンキング)がなんと207%改善される結果となったようです。(出展:プログラミング入門講座)
3歳から5歳まで遊べる子供向けプログラミングおもちゃ4選
プログラミングというとPCに向かってカタカタと文字を入力することをイメージする方が多いかと思いますが、子供向けのプログラミングおもちゃは違います。実際に文字の代わりにブロックやカード、パーツなどを使って擬似的にプログラムを書くことを体験することができる設計がされています。
子供向けプログラミングおもちゃ ①「コード・A・ピラー」
Fisher-Priceという日本でも有名な海外のおもちゃメーカーから発売された、コード・A・ピラーは、イモムシの体節一つ一つが一つのプログラムとなっており、それらを組み合わせることによって動きが変化するプログラミングおもちゃです。イモムシのパーツは「前進」「左折」「右折」などのマークが描かれていますので字の読めない小さいお子さんでも問題なくプログラムを組むことができるでしょう。走っている時には実行中のプログラムが点滅するのでわかりやすいですし、子供の好奇心を刺激するおもちゃと言えます。
実際に自分の頭で考えて設計したプログラムがどのように動いていくのかをみながら、修正したり追加することで、考える力が養われることは間違い無いでしょう。
子供向けとはいえプログラミングのおもちゃということもあって、4,000円前後と通常のおもちゃよりは高めに設定されています。対象年齢は3歳から。
子供向けプログラミングおもちゃ ②「キュベット(cubetto)」
キュベットはイギリスのPrimo Toysが製作した、木でできているプログラミングのおもちゃです。木のブロックの配置を変えるだけで、ロボットの動きに変化をさせることができます。コード・ A・ピラーと同じように文字を読めない小さな子供でも、直感的にプログラミングの楽しさを体験できるプログラミングおもちゃです。なんとイギリスの幼稚園で導入されたり、90カ国以上で2万人を超える教育関係者や保護者がこのキュベットを購入しているとのこと。世界中のプログラミング入門者向けに開発されたキュベットは、最初のおもちゃとして最適といえるかもしれません。値段は税込30,000円を超え、高級ですが、実績を考えると安いのかな。。。対象年齢は3歳から。
子供向けプログラミングおもちゃ ③ 「Robot Turtles」
プログラミングのおもちゃは一般的には電源があり、動かすパターンが多い中、このRobot Turtlesはボードゲームで学ぶプログラミングです。アメリカのクラウドファンディングサイトである「Kickstarter」で2万5千人以上の人から支持を集めた人気のおもちゃです。このおもちゃを作ったプログラマーであるDan Shapiro氏は彼の子供と遊ぶ歳にこのゲームを作ったそうです。 遊び方は他のものと似ています。「前進」「右折」「左折」といった機能を持ったカードを使って、最後のゴールの宝石までたどり着くことを目的としたシンプルなゲームです。ゴールまでたどり着くためのプロセスを考え、必要カードを適切に並べるといったまさにプログラミングそのものをゲームを通じて学べます。価格は5,000円前後で購入することができます。対象年齢は3歳から。
子供向けプログラミングおもちゃ④初めてのプログラミングカー
唯一の日本製のプログラミングおもちゃです。最近でこそ日本初の物も増えていますが、まだまだ海外製のものが数で圧倒していますね。他のプログラミングおもちゃと似ていますが、用意された車型のロボットに「左折」「前進」「右折」といったプログラムカードを差し込むことで指定のゴールを目指すプログラミングおもちゃです。プログラミングの基本である、「ループ」も学ぶことができるのでプログラミングの基礎を学ぶ上では良いおもちゃだと思います。お値段は4,000円前後で購入することができます。このおもちゃも対象年齢は3歳からです。
5歳から小学生まで遊べる子供向けプログラミングおもちゃ3選
続いて5歳くらいから学べる子供向けプログラミングおもちゃを紹介していきます。この年齢になるとよりプログラミングに近くなります。それでもまだPCを使うことはないので、プログラミングを知らない親御さんでも一緒に楽しめることができますよ。
子供向けプログラミングおもちゃ⑤Sphero mini
近未来を感じるボール型のプログラミングおもちゃの「Sphero mini」です。カラフルな色合いで、ピンポン球の大きさのボールをスマホを使ってラジコンのように操作して遊んだり、実際にプログラミングをすることもできます。もともとSphero SPRK+という小学生向けに展開し世界で大ヒットしたのちに、さらに低年齢層向けに出したおもちゃ。新機能として顔の表情だけで運転できるフェイスドライブが実装されています。なおプログラミングする際は、ビジュアルプログラミング言語である「Scratch」ベースのもので、ブロックを積み重ねるだけでプログラムを組むことができるので書くよりは圧倒的に簡単にできます。お値段は、6,000円前後なので機能が充実している割には安いと思います。
子供向けプログラミングおもちゃ⑥Jimu Robot kits
AIロボットや二足歩行ロボットを開発する「UBTECHという会社が制作したプログラミングおもちゃです。このロボット、2016年から販売がされてすぐに国際的な賞を数多く受賞するなど世界的に人気なロボットです。動画をみてください、かなりリアリティのあるロボットで、3Dアニメーションで丁寧に解説してくれるので小さな子供でも組み立てることができます。アプリの学習教材も充実、また当然日本語にも対応。ロボットが大好きな子にはもってこいかも。ロボットはいくつかありますが、以下に紹介しているものが比較的初心者の方から始めやすいロボットです。値段は物によりますが15,000円〜30,000円前後です。
子供向けプログラミングおもちゃ⑦Edison
EdisonはクラウドファンディングのKickstarterで目標金額の2万ドルに対して、たった30日で104万ドルを集めた大人気のプログラミングおもちゃ。とても小さい二輪ロボットで、線に沿って走行することができます。また他にも光を追いかける機能や手を叩くとついてくるなど、小さい見た目以上の機能を持っています。さらには障害物も避ける機能もあったりリモコンで操作することもできます。さらにさらに、レゴのブロックで拡張することもできるようで、ブルドーザーや車を作ることもできるようです。レゴを持っている人には拡張性があるので楽しいかもですね。値段は6,500円前後とかなり良心的な値段と言えます。
小学生から中学生まで遊べるプログラミングおもちゃ4選
小学生以上になるとより高度なプログラミングおもちゃに進化していきます。ビジュアルプログラミングではあるもののいよいよ本格的にプログラムを組むことになってきます。文字が読めるようになっていればスラスラと進めることができると思います。
子供向けプログラミングおもちゃ⑧Sphero SPRK+
全世界の学校に導入されているSphero SPRK+は学校向けのプログラミング教材として開発されたプログラミングおもちゃです。そのため、アプリには多くの教材があります。またコミュニティ機能もあり、他の子供たちが作ったプログラムを参照することができるので無限に学ぶことのできるのが特徴です。衝撃に対しての耐性や完全防水と、子供が遊んでも安心の設計なのは嬉しいですね。値段は16,000円程度。
子供向けプログラミングおもちゃ⑨ Ozobot 2.0 Bit
Ozobotは米国のEvollve社が開発したプログラミングおもちゃです。本体底面に備えているセンサーを使って紙の上に書かれた線の上をなぞっていきます。またセンサーは色を識別する機能もあります。赤い線の時は減速、青なら左に曲がる、または特殊なカラーコードを読ませることで指示通りにロボットを動かすことができるので、小さな子供でも簡単にプログラミングを学ぶことができます。値段は1万円ていどでこうにゅうできます。
子供向けプログラミングおもちゃ⑩mbot
中国のシリコンバレーと言われる深センのMakeblock社が提供しているプログラミングおもちゃです。中国産というと嫌がる方もいるかもしれませんが、完成度は非常に高いです。拡張性もとても高く、一度手にしたら長く遊べるのがこのおもちゃです。すでに200カ国で20,000以上の学校と450万人以上に利用されている、世界的に有名なプログラミングロボットです。値段は同機能を持ったロボットと比べると破格の10,000円〜20,000円程度で購入できます。
子供向けプログラミングおもちゃ⑪レゴマインドストーム
プログラミングおもちゃといえばレゴというくらい、レゴは昔からプログラミングのロボットを提供しています。その中でも古くからあるレゴマインドストームEV3は、レゴとMITが最強タッグを組んで開発したロボットです。簡易的なビジュアルプログラミングから本格的なプログラミング言語を使った開発まで対応しており、よくレゴマインドストームを使った大会が開催されるなど人気を博しています。
値段は55,000円とお世辞にも安いとは言えません。ただ日本で開催されているプログラミング教室では多くの教室で導入されており、もし本格的にプログラミングを学ぶ気があれば高くはない初期投資と言えるでしょう。
子供向けプログラミングおもちゃ⑫ROBOMASTER S1
ドローン企業として有名なDJIが本気を出して作ったプログラミングロボットです。DJIはプログラミングロボットの世界大会を開催しており、そのロボットを学習用に作ったのがこのRobomaster S1です。スペックは間違いなくダントツでよい分、お値段が高いです。ただやれることも多く、対戦もできるため子供たちのプログラミング熱を高めることは間違いないです。
もし子供がプログラミングに興味があるなら
プログラミング教室に通わせるのもあり
子供がプログラミングに興味をもったり、ロボットを触ってみたいと行った場合、各地域で開催しているプログラミング教室を利用してみるのもオススメです。各教室では無料体験も実施していますので、興味を確認するためにも一度行ってみてからロボットで学んでみてもいいですね。
代表的なプログラミング教室は、小学生からであれば株式会社サイバーエージェントが運営する「Tech Kids School」や全国1200教室以上を展開する「ヒューマンキッズサイエンス「ロボット教室」」様々な学習体験を提供するGifte「子どもにワクワクの学び体験を!」などがあります。
またオンラインではありますが、地方の方でも通うことのできる「D-SCHOOLオンライン」が選択肢になると思います。
教室によって学べる環境や教材が違うのでいくつか行ってみることをオススメします。
プログラミングおもちゃまとめ
子供にプログラミングを学ばせようと考えているのであれば、早いに越したことはありません。多くのプログラミングおもちゃは小さいお子さんでも扱いやすいように設計が工夫されています。また親御さんも一緒に楽しむことができるのでぜひ一度手にとって遊んでみてはいかがでしょうか。