インターナショナルスクール
こんにちは、Miuです。
今回は息子たちの通っているインターナショナルスクールについて少し紹介してみます。
一口にインターナショナルスクールと言っても実はいろいろな種類があります。アメリカ式・フランス式・カナダ式、IB式、等々ありますが、息子たちの通っているスクールはイギリス式、所謂ケンブリッジ式カリキュラムを採用しているスクールです。
さらにその中でも、幼稚園と小学校ではIPCカリキュラムを取り込んでいます。
IPCカリキュラムとは
IPCとはInternational Primary Curriculumの略語で、世界90ヵ国 以上で導入される国際教育課程のことです。日本の教育でイメージするならば、総合学習の時間に似ているかもしれません
ひとつのテーマについて、一ヶ月ほどかけながら様々な角度から物事を見て、理解を深めていきます。時には理科、時にはアート、社会、国際、国語などでテーマごとに達成すべき学習内容も異なります。そして最後には皆の前でプレゼンテーションも行います。
息子たちのスクールでは、クラスや学年単位だけではなく、全校生徒の前で発表する時間も設けているそうです。
では、実際にどのような授業をしているのかというと…
Weather Wonders
これはKG1、日本の年中にあたる次男が実際に取り組んだ課題です。名前の通り、「天気の不思議」について取り組みました。
取り組んだ内容
・天気や四季に関連する言葉を覚える
・四季を絵に書いてみる(マレーシアには四季がないのでよくわからない子もそこそこいるのです。写真がそれ。海の砂や貼り絵、スタンプといろいろなものを使っていました。)
・天気キャスターになりきり、皆の前で発表する(様々な国のお天気をその時の季節にあわせ発表しました。)
・雪を作ってみる
・天気に関する歌を習う
・天気をイメージしたお菓子を持ち寄ってパーティー
もしかしたら次男が言わないだけで他にもあったかもしれませんが、今知っていて思い出せるのはこんなところです。
IPCは親への課題もたくさん
私も驚いたのですが、IPCってもしかしたら親への教育なの?て言いたくなるくらいに親がやることがたくさんあります。
上記箇条書きの太字にしている項目は全て親が準備したもの。小学校高学年にもなれば自分で用意である程度できるかもしれませんが、年中さんなのでほぼ親任せです。
またマレーシアは子供の誘拐が日本よりも頻繁に起きる国なので、小学校高学年でも買い物はやはり親と一緒に行かなければいけないかと思います。
実際に準備したもの
・天気キャスターになりきり、皆の前で発表する…これは手持ちの服の中からニュースキャスターぽい洋服を準備しました。
・雪を作ってみる…重曹やコンディショナーなど、作るための材料を用意しました。
・天気をイメージしたお菓子を持ち寄ってパーティー…これは大変だった!「お天気をイメージした、何人かで分けられるお菓子」といわれ、しばらく考えました。結果作ったのが、下の写真のゼリーです。これを晴れと見るか、虹と見るか、、それは任せます笑
おわりに
IPCカリキュラム、日本ではまだ知名度が低く情報も乏しいために私自身も学校見学をするまでは実際にどのように学んでいるのかわかりませんでした。
でも話を聞いてみて、なんて楽しそうなんだと心を打たれIPCカリキュラムを採用した学校をチョイスしてみました。
知的好奇心をくすぐり、主体的に学ぶことができるのでは、と私は考えています。同時に発表をする機会が多いところも気に入っています。プレゼンテーションが上手になりそうですね。
もちろん、実際にいいか悪いかは子供たちが大きくなって聞けるまではわかりません。ただ、誰かの選択肢を広げられたらと思い書いてみました。
他にも興味深いイベントなどあれば紹介していきますね!