PC・スマホがなくてもプログラミングは学べる
プログラミングと聞くと、即座にPCやスマホを使った学習をイメージしますよね。ただそれらのIT機器を利用しないプログラミング学習が注目されているのをご存知でしょうか?海外では幼児〜小学生向けの学校教育に取り入れられており、その教育効果も期待されています。
今回はアンプラグドプログラミングについて解説をしながら、実際に自宅で実施できるアクティビティーをご紹介します。
アンプラグドプログラミングとは
そもそも、アンプラグドプログラミングとは(英語でunplugged=電源をつながないという意味)IT機器を利用せずにプログラミングを学ぶ手法です。
なぜプログラミングなのにIT機器を使わないのか、という疑問に答えるにはプログラミングのことを少し知っていただく必要があるので簡単に解説します。
プログラミングとは?
プログラミング=コンピューターを扱えるスキルというイメージが強いと思いますが、プログラミングには2つのパートがあります。1つが、問題解決をするための方法を考え指示書を作るパート、そしてもう1つは、その指示書をコンピューターに対して翻訳する作業(多くの人がイメージするプログラミングがこちら)で、これをコーディングと呼びます。
プログラミング教育では思考法を学ぶ
また誰しもがプログラミングを学んでプログラマーになることが目的ではないと思います。ただITが必須の時代にプログラミング的な考え方、つまり先ほどのいう考えるパートを学んでおくといいでしょう。
幼児〜小学生のプログラミング教育においては、職業的なスキルを身に付けるのではなく、プログラミング的な考え方を学ぶ方が、将来に生かすことができます。またスマホやPCだと学習が進まない幼児や低学年向けには、グループワークやゲーム、アクティビティを楽しみながらプログラミングが学べる手法としてアンプラグドプログラミングが注目されています。
アンプラグドプログラミングのメリット
アンプラグドプログラミングのメリットについてご紹介します。
楽しみながら学べる
グループでゲームを楽しみながらプログラミングを学ぶ手法ですので、子供にとっては学習しているというよりもゲームをプレイしているにすぎないでしょう。ゲームを通じてコンピューターのこと、プログラミングのことを学習することができます。
コンピューターの仕組みが理解できる
実際にコンピューターをつかって学習するわけではないですが、コンピューターがどのような仕組みで動いているのか、理解することができます。
絵本や図形、ゲームを通じて感覚的に学ぶことができるのが特徴です。
そうすることで、プログラミングに対する抵抗感が下がります。
コンピューターを必要としない
コンピューターを必要としないため、学習のハードルは低いです。高額なデバイスやツールを用意しなくてもプログラミングを学ぶことができるので、初めて学ぶ人にとって最初の選択肢になりえる学習方法といえます。
アンプラグドプログラミングのアクティビティ例
実際のアクティビティの例をご紹介していきます。詳細は記事をご覧ください。
折り紙を使ってプログラミングを学ぶ
レゴブロックを使ってプログラミングを学ぶ
トランプを使ってプログラミングを学ぶ
料理でプログラミングを学ぶ
アンプラグドプログラミングのまとめ
いかがでしたでしょうか。プログラミングはPCやスマホを使わなくても十分学ぶことが可能です。ぜひご紹介したアクティビティーを家族で実施してみてください。